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NSC首席卒業の令和ロマンがぶつかった壁と、『M-1』で見せた独自のロジカル視点「ネットに向けてやっていた」

SNSでの感想
今回お話をお伺いした、令和ロマンのおふたり。高比良くるま(左)、松井ケムリ(右) 撮影/相馬太郎
目次
  • 運命が“逆転”したと感じた『M-1グランプリ』
  • ケムリが楽しそうなとき、自分も楽しいと感じる
  • 『M-1』敗者復活戦は人生トップレベルに楽しかった
  • 賞レースを冷静かつ多角的な視点で分析し、臨んでいた
  • ツカミで意識するのは、異文化というより異国の違い?
  • 目指すはトレンディエンジェルのたかしさん

 高比良くるまさんと松井ケムリさんによる漫才コンビ・令和ロマン。『NHK新人お笑い大賞』『ABCお笑いグランプリ』など、数々の賞レースで名をとどろかす彼らは、いまやお笑いファンにとって最注目というべき存在。

 そんなふたりの半生をたどるインタビューの前編では、「コロナ禍で舞台に立つことができなくなった瞬間、お笑いへの熱がなくなった」「それまでは熱く“お笑い”をやっていたけれど、ようやく“プロとして仕事”をするようになった」と、お笑いとの向き合い方に大きな変化があったことを語ってくれました。

 後編では、ふたりが直面した壁についてさらに深掘り。さらに『ドラえもん』のネタでネット民たちを大いにざわつかせた、『M-1グランプリ2022』敗者復活戦の思い出などを聞きました。

令和ロマン 撮影/相馬太郎

◇   ◇   ◇

運命が“逆転”したと感じた『M-1グランプリ』

――ここまでの活動で“壁”に直面した瞬間というとコロナ禍だと思いますが(前編にて紹介)、他のインタビュー記事では、ヨシモト∞ホール(吉本興業の劇場)のファーストクラスメンバーから、セカンドクラスへと降格したことも挙げていたかと思います。

高比良くるま(以下、くるま):たしかに、そのときはそうだったでしょうね。まだプロになりきれていなくて、熱く“お笑い”をやっていた時期なので、“何で落とすんだろう”と思っていました。壁というか、崖。本当に絶望しました。“俺らを落とす意味がわからない”と。

 あと、2019年の『M-1グランプリ』で、俺らではなくオズワルドが決勝に行ったときもそうです。これはもう、めっちゃスピッてる(スピリチュアルめいている非科学的なこと)んですけど、“完全に、運命が逆だった”と感じるんですよ。

松井ケムリ(以下、ケムリ):そんな気配がした?

くるま:めちゃくちゃした。その年の準々決勝の話なんですけど、当日の会場のお客さんがすごく重たかった(リアクションや笑い声が少ない状態のこと)んです。だけど、僕らはネタの前半で明らかにウケたから、“準決勝に行けるぞ”と思ったんですよ。そうしたら、ダメで。僕らよりも後の出番だったトム・ブラウンさんがものすごいネタをしてめちゃくちゃウケて、以降の出番でウケたコンビが全組、準決勝に進んだんです。

――トム・ブラウンさんがお客さんの空気を変えたんですね。

くるま:そのときのオズワルドさんのネタと俺らのネタが、内容的にちょうど同じレベルだったんです。今考えてみてもそう。きっと、香盤(※)が逆だったら絶対に俺らが行っていたと思います。で、たぶん決勝にも進めたんです。伊藤(俊介)さんにもこの話をしたことがあるんですけど、なんとなく腑(ふ)に落ちているようでした。

ケムリ:そうだったんだ。

※出演順などが記された進行表を表す

独自の観点で2022年の『M-1グランプリ』出場当時を振り返る。高比良くるまさん 撮影/相馬太郎

くるま:当時でいうと、だけどね。だから全部運命を感じるんですよ。僕は運命論者なので、あそこでもし俺らが決勝に進んでいたらテレビに出る機会が増えていただろうし、テレビというステージがあれば、たぶん僕はプロにならず以前のようにアマチュアの延長でお笑いをできていたと思うんです。

 あと、コロナ禍に入る直前に『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「NEXTお笑い第七世代」でオファーが来たんですけど、たまたまヤーレンズさんとのツーマンライブがかぶっていて、俺らはそっちを取ったんです。そこで『アメトーーク!』を選んでいたら、また違ったかもしれない。

――コロナ禍直前の、転機になるような出来事を避けて通っていたんですね。結果、お笑いとの向き合い方に大きな変化があったわけですが。

くるま:そこでイヤな気持ちになってしまったので、よい方向に向いたとは言えないんですけど、でも“いま俺がプロとしてやっている仕事は、たぶん意味があるんだろうな”と、思うようになりました。自分を肯定するための考え方ですけど。そういう意味での壁はあったかもしれないですね。逆算的に、自分で設置できる壁ですけど。

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