中村アンさんと聞いて、「Healthy Beauty」という言葉が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。いつも笑顔がまぶしい印象の中村さんにも、人知れず心から笑えなくなった時期もあったそう。
インタビュー前編では、初の舞台出演となる粟島瑞丸さん主宰の演劇集団Z-Lionの新作公演『笑ってもいい家』について、公演前の心境や想いを語っていただきました。後編では、落ち込んだときの中村さんの心と身体の整え方についてや、実は〇〇女子だった?という「意外なイチメン」など、「フムフム」なことから「へ~!」と思うことまで、たくさんお伺いしてきました!
落ち込んでも、笑っていれば上向きになる
──中村さんは、いつもはつらつとした笑顔の似合う方という印象が強いのですが、そういうイメージに悩んだり「本当はそうじゃないのに」と思ったりしたことはありますか?
ありますよ~! お仕事などでご一緒した方からは「本当は違うのにね」と言ってくれることもあって「本当の私に気づいて、わかってくれる人がいるんだな」と思うこともあります。とは言え、基本的にはポジティブだし、タフだと思います。
──時には笑えない、笑いたくないこともあったかと思います。これまでで一番「笑えなかった」ときのエピソードを教えてください。
もちろん私も皆さんと同じように、気持ちのアップダウンはあります。先ほど仰っていただいた「いつも元気で、笑っている」というイメージが先行していたころは「それだけじゃないのにな」と思うこともありました。
でも、そうなると自分の強みがなくなってしまうので、落ち込んだり悩んだりしても、笑っていればなんとか気持ちを上向きに持っていける気がするんですよ。それに、私はお仕事していると自然に笑えるんです。それでもダメな時は、ひたすら落ち込むって感じですね。
──どうしてもしんどい時は、一度とことん落ち込んでみるんですね。
きっと、落ち込むことの根本的な原因は自分にあるので、今はちょっと後ろ向きになっているだけで「まぁ、そういう時もあるよね」と言い聞かせてみる。それで何日か経つと、自然と気分も少しずつ上がってくる気がするんです。