ツッコみどころ満載のトンデモ展開の数々

 ヒロインの蒼井夏海(森七菜さん)は奥手なほうだけど、そのほかの人物がかな〜り破天荒。夏海に思いを寄せる水島健人(間宮祥太朗さん)は、大雨が降っただけで彼女の安否を心配して、大事なプレゼンをすっぽかしちゃうし、夏海の親友・小椋理沙(仁村紗和さん)は、流されるままに早川宗佑(水上恒司さん)とワンナイトしちゃう。

 山内守(白濱亜嵐さん)は、友人が横で寝ているにもかかわらず、滝川愛梨(吉川愛さん)に「キスしてもいい?」なんて言い出すし!

 そして、いちばんあかん男こと牧野匠(神尾楓珠さん)は、本当に意味がわからない! 夏海のことを「女として見れない」とフッた後に、キスをするってなに? このドラマ、“最初のキスは最悪じゃなきゃいけない”決まりがあるんですか?(理沙と宗佑の人工呼吸キスも、わりと意味不明だった)。

 私は序盤、匠を推そうと思っていたんですよ。明るいし、優しいし、なによりビジュアルがいい! しかも、幼なじみという設定もいい! でも、匠という男は、神尾楓珠のビジュアルを持ってしても最悪に映ってしまう。

 なんだかもう、夏海のお相手は健人一択だと思いませんか? ただLINEを聞き出すだけで、プロジェクションマッピングのサプライズをしてきた健人は、告白するときにはどんな演出を用意してくれるんだろう……。フラッシュモブとか用意しちゃって、夏海にドン引きされる健人が見たい(絶対にかわいい)!