サメが空から降ってくる、2時間ず~っと主人公がHしまくり、ホラーなのにコメディーだろ……。「どうした、え、いったいどうした?」そんな誰にでも心に残る「残念な映画」があるはず☆ 見てしまったことに腹が立つけど憎めない。アンケートでみんなが選んだ“愛すべきトホホ映画”はこちら!
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トホホ映画の宝庫『動物パニック系』
●『シャークネード』
「サメが空を飛ぶ映画『シャークネード』は見始めて、家族全員が無言に。竜巻のせいでサメが空を飛ぶんだけど、どう考えてもいろいろ無理がある。船のデッキとかに飛んでくるぐらいなら本当に怖いけど、空飛んだらもう怖くない。ギャグでしょ。戦闘シーンで小4の息子が寝落ち。なのに変な常習性があって、結局シリーズ6作まで全部見ちゃったの! 最後、宇宙行くから、サメが! 絶対みんなに見てほしい(笑)」(東京都・息子推し・35歳)
●『シャークトパスvsプテラクーダ』
「ジョーズ世代なので、サメの映画はつい見ちゃうけど、この前アマゾンプライムで見た『シャークトパスvsプテラクーダ』はひどかった。戦う2大生物の見た目が雑! プテラクーダは顔がバラクーダで体がプテラノドン。シャークトパスは、サメの下半身(?)にタコの足を付けただけ。子どもだって、こんな絵描かないでしょ! ばからしすぎて、シャークトパスが出てくるたびにため息をついてました」(福岡県・やっちゃきリリカ・52歳)
●『人蛇大戦 蛇』
「とにかく蛇がうじゃうじゃ出てくる『人蛇大戦 蛇』。パスタみたいに蛇が絡み合って廊下を占拠。蛇だらけの蛇風呂とか、マングースと蛇が戦う場面とか、蛇・蛇・蛇のオンパレードで、そもそも苦手な私はもう限界。夫はそんな私を見て楽しんでいたけれど、映画というより、グロ画像。閲覧注意です」(長崎県・でもパスタは好き・45歳)
●『ロアーズ』
「昔、話題になった『ロアーズ』という映画。家の中をライオンがうろつく映像に驚いて劇場に見に行きました。たくさんの猛獣が放し飼いで出てきてびっくりしたけど、それだけ。ライオンやトラ、ゾウが動き回る場面が永遠に続いて、これなら動物園かサファリパークに行ったほうがマシって代物でした」(埼玉県・ホントにホントにホントにライオンだ~♪・55歳)
●その他…とにかく多いのはサメ!
「安手のサメ映画って、セクシーな女性科学者、金もうけしたい悪者科学者、マッチョなイケメン、パソコンに強いオタクが出てくるのよね。この前見たサメ映画がそれ。タイトルも覚えてないけど、サメが襲ってくると、女性科学者が必ず服脱いで、水着で海に飛び込む。それ、殺されちゃうよね……ツッコミどころ満載すぎ!」(和歌山県・ふかひれ食いたい・35歳)
「6つの頭を持つサメ映画の存在にあんぐり。数年前は5つの頭のサメを見た気がするわ。頭の数が増えとる~(笑)! 今後サメの頭はどこまで増えるのかな。永遠に増えそうで怖い」(千葉県・元サブカル女子・52歳)
おばかロマンス多し!『恋愛系』
ハマればうっとりのラブロマンスも、ハズすと情けな~い気分に!
●『きみはペット』
「チャン・グンソク好きの私。グンちゃん主演の『きみはペット』、すごい期待して見てずっこけた。段ボールに入ったグンちゃんがペットになる神設定なのに、ストーリーはほぼなし。踊って笑うグンちゃんを鑑賞するだけ。私はそれでいいけど、映画としてはどうなの? 段ボール箱からピースするグンちゃんと唐突なダンスしか印象残ってない!」(茨城県・グンチャンソク・56歳)
●『道頓堀川』
「中学生のころ、Hな映画が見たくて劇場に出かけた『道頓堀川』。モギリのおばちゃんに“子どもが見るもんじゃないけどね”と苦言を呈されながらドキドキで鑑賞♪ え!? 松坂慶子と真田広之の絡み、これだけ? もっとスゴイの期待してた〜! しかも、ほかの登場キャラが強烈すぎてHシーンが吹き飛んだ。怖すぎるカルーセル麻紀だけが印象に残った映画」(兵庫県・るろけんラブ・62歳)
●『コールド・スキン』
「見終わった後、ん!? ってなったのが『コールド・スキン』。半魚人のメスと人間の男のラブロマンスです。半魚人の見た目はアバターとヴォルデモートを足した感じで、これが恋愛対象になるって……変態すぎ。画面はずっと暗いし、半魚人はぬるぬるしてて気持ち悪いし、ホラーなの? 本当に意味不明だし後味が悪かった」(山梨県・むーたん・42歳)
●『アラジン』
「ディズニーの実写版『アラジン』は正直イマイチ。登場人物全員、顔が濃すぎて気持ちが入らないし、青塗りのウィル・スミス(ランプの妖精)が出てくるたびに笑っちゃうし、やっぱりファンタジーの実写版はダメよね」(長野県・やすこ・46歳)
●『総理の夫』
「田中圭見たさに『総理の夫』見ました。でも内容はただの身内のバタバタ。“優しい夫、うらやましいな~”から“夫自慢かよ!”って、だんだん腹立ってきた。ギャグも滑りがちだし、笑わせにきてるんだか泣かせにきてるんだか微妙~。私の田中圭を返して」(広島県・圭の妻・38歳)
●『ラブ3D』
「何これAVなの!て叫んだのは仏映画『ラブ3D』。元カノに未練たらたらのクソ既婚者がHしまくった昔を回想。ラブホの天井ミラーみたいなカメラワークで延々とセックス場面を映すんだけど、もうやめて! お腹いっぱいで胸焼け。フランス人の感性はわからんわ」(静岡県・杉たか子・49歳)
壮大な駄作も見つかる!『宇宙・SF系』
トホホ感も壮大なジャンル、SF。スケールの大きい失敗作がザックザク!?
●『インビジブル』
「科学者が透明人間になる『インビジブル』。これがのぞきとかお触りとか、中学生男子の妄想まんま。天才科学者が透明人間になってやることがそれかーい! ツッコミを入れる気もなくなるほど、姑息ないたずらが続き、しまいには男ってこんなものなの? って思うほど頭の悪い透明人間でした」(北海道・麻里トッツォ・39歳)
●『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』
「『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』は、つまらなすぎて怒りすら覚えた。シュワちゃん、ジョージ・クルーニーとかハリウッドの有名どころを何人も集めて、2時間5分のコスプレごっこ? それも結構ガチだから、見てるほうも居心地悪い。もうちょっと何とかならなかったの? シュワちゃんの冷凍怪人、いろんな意味で寒すぎだよ」(徳島県・みじんこ・37歳)
●『宇宙戦争』
「大予算かけて作った『宇宙戦争』。トム・クルーズとスピルバーグのコンビで、当然期待値はマックス。でもフタを開けたら、女児を引き連れての“父ちゃんはつらいよ”物語。何これ、どこが宇宙戦争なの!? タコ宇宙人から逃げ回るだけの『逃走中』じゃない!」(東京都・ホクトのきのこ・54歳)
国内映画もあるある!『ズッコケ邦画編』
見る人によってはあの作品もトホホ作品に。漫画の映画化も迷作だらけ?
●『テラフォーマーズ』
「ゴキブリ嫌いなのに見ちゃった『テラフォーマーズ』。殺され方も、唐突だしエグイしで嫌悪感しかない。巨大化ゴキブリを防虫スプレーで退治? ないない。伊藤英明の股間が強調されたコスチュームしか見どころない。小栗旬のおナルな悪党ぶりも学芸会レベル」(鳥取県・伊藤英明の股間に住みたい・33歳)
●『クロユリ団地』
「娘に付き合って見た『クロユリ団地』。暗くて湿っぽくて、ホラーだから当たり前だけど、気分が落ち込んだ。話がどうこうとかより、あっちゃんの衣装の昭和感と、成宮くんの萌え袖に“衣装自前かな?”と気になって、そこしか記憶にない」(高知県・真沙子・41歳)
●『カメラを止めるな!』
「話題になった『カメラを止めるな!』ですが、手持ちカメラって言うんですか? 映像がグラグラ揺れてて気持ち悪いだけ。内容も内輪ウケっぽくて入り込めないし、わざわざ劇場で見る意味ある? とシラケました」(神奈川県・とむやむ君・38歳)
(取材・文/ガンガーラ田津美)