昨年11月からAmazon Prime Videoで配信された、恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4。たった一人の理想の独身男性・バチェラーを巡って、17人の女性が戦う婚活サバイバル番組です。
そこでバチェラーを巡り最後の2人まで残り、“あざと可愛い”と話題になったのが休井美郷さんです。
第1弾インタビュー(休井美郷さんに聞く、『バチェラー・ジャパン』シーズン4での“失恋”からの立ち直りと変化した“男性のタイプ”)では恋愛のお話を中心に伺いましたが、今回は最近、力を入れている芸能活動のことや、SNSでも話題になった大胆な1st写真集についてなど、詳しく聞きました。
夢だったアイドル時代はつらかった
──前回の記事で今は恋愛よりお仕事モードと話されていましたね。
「お互いにとってプラスになれる恋愛ならしたいのですが、マイナスの恋愛だとお仕事にも影響が出てしまいそうなので……そういう恋愛でなければ、今は芸能のお仕事を頑張りたいと思っています」
──『バチェラー・ジャパン』シーズン4参加時はパン教室講師でしたが、現在は芸能活動をされているのですか?
「そうなんです。実は私は小さい頃からアイドルになるのが夢でした。20歳の頃に夢がかない、何年間かアイドルとして活動をしていたんです。
夢だったアイドルにはなれましたが、当時は私も若く、頑張り方がよくわかっていませんでした。どうしていいかわからないことも多く、イヤなこともたくさんありました。夢だったアイドルになれたのに、なぜかつらいと感じていたんです」
──アイドルはいつまで続けていたのですか?
「26歳になり、アイドルを辞めることになりました。ただそれまではアイドルになることが夢だったので、辞めてもやりたいことがまったくなかったんです。
これからどうしようかと悩んでいるときに、唯一の趣味である料理を仕事にできないかなと思いました」
──それまでも料理はよくされていたのですか?
「20歳からひとり暮らしを始めたのですが、それまでは実家暮らしだったので、料理はまったくしませんでした。でも、ひとり暮らしをしてから彼氏ができて、彼のためにつくるのが楽しいと思うようになったんです。そこで料理が上達したのかなと思います。料理中は男性にはできるだけキッチンには入って来てほしくなくて、一人で作ることも全然苦にならないくらい、料理が好きになりましたね。
得意なのは煮込みハンバーグで、当時の彼からも好評でした。私は濃いめの味つけが好きなので、男性に作るときは味の濃さの好き嫌いを確認するようにしています。
それで料理を仕事にしたいと料理教室に通い始めたんですが、そこでやったパン作りがとても楽しくて。それでパン講師を目指そうと思いました」
──現在、芸能界のお仕事をまた始められたきっかけはなんですか?
「『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加して以来、芸能のお仕事の話をいただくようになりました。アイドルを辞めてからの夢は結婚すること。だから一度辞めた芸能界の仕事が、30歳を超えてまたかなうとは思いませんでした」
30代の自分を意識した写真集
──6月21日に初めての写真集『休井美郷写真集 Qun(きゅん)』が発売されましたね。
「アイドルをやっていたときからの夢が、東京ガールズコレクションに出ること、写真集を出すこと、雑誌の表紙を飾ることだったので、その夢の1つがかないました。お話をいただいたときは、本当にうれしかったですね。ただそれと同時に不安もありました」
──どのような不安ですか?
「20代前半ならば可愛い水着を着て、若くて清純、みたいな写真集でよかったと思います。でも30代の私は、20代前半の子と同じことをしても勝てないなと。30代の私の写真集では、どのようなことをすれば需要があるのか、めちゃくちゃ考えました。
そこで同世代の人が何を見たいのか考えたときに、身体のつくり方だなって思ったんです。田中みな実さんも写真集を出されましたが、本当に身体がキレイで……。私もできるだけ身体を絞って見せようと思いました」
──身体づくりではどのようなことを意識しましたか?
「30代になってから、自分の身体が変わったなと感じています。昔は3日間、食事を減らせばすぐに体形が元に戻ったのに、今は戻らない! 体形キープのために日頃から、基礎代謝を上げることを心がけています。
例えば湯船に毎日つかる、ジムに通う、たくさん水を飲むなど。パーソナルジムには1年半くらい通っていて、筋トレが中心です。運動が嫌いなので最初はキツかったですが、成果が目に見えてくるとやっぱり楽しいですね。
食事制限については外食するときは、好きなものを我慢せずに食べるように。でも家で自炊するときは炭水化物を抜いたり、ヘルシーなメニューにするようにしています。田中みな実さんは揚げ物を食べないようなのですが、私にはマネできませんでした(笑)」
──写真集には露出の多い、かなり大胆なシーンもありましたね。
「スタッフさんが女性ばっかりだったからか、躊躇(ちゅうちょ)なく脱ぎやすかったです。衣装はスタイリストさんと一緒に選んだのですが、私がわりとキワどい衣装ばかり選ぶので、“腹くくってるな”って思ったそうです(笑)。
写真の中にワインを飲んでいるシーンがあるのですが、実はあれは本当に飲んでいるんです。酔っ払ってしまって、気がついたらそのまま寝ていました。この撮影で素の自分を見せられた気がして、スタッフさんとも打ち解けられました」
──写真集の見どころを教えてください。
「写真集というと男性が購入するイメージですが、スタイルブックっぽい要素も入れたくて、普段からよく質問される私服やセルフメイクのページもつくってもらいました。インタビューやQ&Aのような読みものページもあるので、女性にも楽しんで読んでもらえると思います」
今だからこそ周りに感謝できる
──今後はどのようなお仕事をしていきたいですか?
「自分の生い立ちを書いた、ヒストリーブックを出したいです。先ほども話しましたが、私は20歳の頃にアイドルになりたいという夢をかなえたのに、そこからが毎日つらかったんです。
今の若い子たちの中にも、芸能界やアイドルで頑張りたいけどつらいという、自分と同じような子がいるのではと思っています。私は一度、芸能界を辞めましたが、いろいろなことがあって戻ってくることができました。
自分が頑張ることで、悩んでいる子に勇気を与えたい。私のヒストリーブックを読むことで、そういう子が一人でも救われたらうれしいです」
──雑誌の表紙を飾る夢もかなえないとですね。
「東京ガールズコレクションに出演することはできたので、表紙の夢もかなえられたらいいなと思います。ほかにもテレビ出演や女優のお仕事など、必要とされるならば頑張っていきたいです。
多分、若いときにあのままアイドルで売れていたら、違う人生になっていたんだろうなと思います。もしかしたら、めちゃくちゃ調子に乗っていたかもしれません(笑)。感謝の気持ちを持って臨めているのは、一度は諦めた道だからこそ。謙虚さだけは忘れないようにこれからも心がけていきたいです」
◇ ◇ ◇
写真集では今までにない新しい休井さんの魅力がたっぷり。一度、挫折を経験したからこそ、今の休井さんがあるのだなと感じました。今後どのような活躍をされていくか楽しみです。
(取材・文/酒井明子)
初写真集では、『バチェラー・ジャパン』シーズン4参加からおよそ1年半育み続けた“甘ふわボディ”を堂々と披露! さらにセルフメイク術や、ボディメイク法、私服のこだわり解説、恋愛観インタビューなども収録。1冊で“あざと可愛い”休井美郷さんの全てがわかる内容になっています♪
〈PROFILE〉
休井美郷(きゅうい・みさと)
1991年4月22日生まれ。パン講師としてAmazon Prime Video『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加、最後の2人まで残り注目を集めた。生まれながらのあざと可愛いさで視聴者をメロメロにし、芸能人にもファン多数。「驚くほど女子に嫌われてきた」などの発言が話題となり、テレビ出演も多数。