「ありがとう」感謝の声が届いたトレイン広告
柔軟なアイデアでキャンペーンを行っていますが、春夏には電車の一部車両の広告を全て動物たちでジャックする『深い癒やしトレイン』も企画。東京、大阪、名古屋、北海道の複数路線で実施し、こちらも大好評だったそうです。
「車内の動画では飼育員さんが撮影した、思わずほほえんでしまうような動物の映像を何本もつなげて流しました。私も乗車したのですが、みなさん一度動画に気づくとずっとくぎ付けになっていて、あぁ癒やされている、よかった……とうれしくなりました。SNSでも《乗っているだけで癒やされる》というコメントが寄せられ、弊社のお問い合わせ窓口に、わざわざ《ありがとうございます》と感想のメッセージを寄せてくださる方も多かったです」
冬は『深い癒やしトレイン』の実施はないということで残念ですが、次回があればぜひ私も乗って体験したいなと思いました。
このようにSNSや生の声での反響が大きいだけでなく、限定パッケージの春夏の累計出荷は4500万本を記録し、前年実績を大きく超える結果に。プロジェクトとしても成功を収めており、「動物たちのおかげです」と佐熊さんは話します。協力してくれた動物園・水族館からも続々と感謝の声が届いているそうです。
「動物園や水族館で働く方からすると動物たちは子どもみたいなものなので、“大事に育てている動物たちがいろんな人に知ってもらえてうれしい”というお声がいちばん大きいですね」
12月中旬からは、冬パッケージの第2弾が発売予定です。チーターの赤ちゃん(姫路セントラルパーク)、ラッコ(鳥羽水族館)、カピバラ(長崎バイオパーク)など、激かわパッケージがめじろ押しですので、こちらもお楽しみに。仕事や家事の合間の癒やしに、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
(取材・文/小新井知子)