愛するペットの生涯を幸せで満たすことができる
さて、この能力を身につけると、おもしろいことが起こるようだ。
「道を歩いていると、よく道行く動物たちからガン見されます。動物たちには私が動物と話せることがわかるんです」
生きものから“この人間とは話せる!”と認めてもらえるのもうれしいが、それよりもっとうれしいのが、この力を身につけることでパートナーである犬や猫に、幸せな犬生、猫生を送らせてあげることができ、ペットロスを軽減することができる点だ。
「約3年前、1年半の闘病生活を経て、私も大切な愛犬くぅちゃんを亡くしました。でもアニマルコミュニケーションができたおかげで、うちの子が望むことをすべて与えて送り出せたと思っています。
くぅちゃんには私のつらかった人生をすごく支えてもらったので、ペットロスになるなぁと思ってましたが、不思議と事実を受け止めることができました。もちろん寂しさはありましたが、後悔の念がなかったのです。してほしいことすべてをやってあげることができ、うちの子自身が、大満足して旅立ってくれたからです」
いつかは必ずやってくるのが愛するペットとの別れ。わかっていても多くの人がペットロスに苦しむのは、言葉でのコミュニケーションが取れないからだ。だからこそ飼い主は、“なにかしてやれることはなかったんだろうか?”“本当はすごく苦しかったんじゃないだろうか?”と悩み、苦しむ。そうした疑念や後悔こそが、ペットロスの大きな原因だろう。
だがペットと話せ、コミュニケーションが取れれば、どこがどう苦しいのかから始まって、薬は効いているか否か、なにが食べたいのか食べたくないのかまで知ることができる。
いつか旅立っていくことは止められないものの、それまでの期間を、幸せな状態で過ごさせてあげることができるのだ。
「苦しんでいる伴侶動物を前にするとつらいですよね。でも苦しんでいる動物にしてあげるべきことがわかると、飼い主さんの不安が和らぎます。その子がしてほしがっていることがわかるからです。
不安が和らぐのは動物のほうも同じです。愛されていることを実感しながら、大満足で旅立っていくことができますから」
飼い主にとり、ペットはわが子同然の存在。そんなわが子に、幸せな犬生、猫生を送ってもらうことができる。
これこそが、アニマルコミュニケーションのもっともすばらしい恩恵なのだ。
※Shioriさんインタビュー第2弾《「動物と話せるようになると人間関係もラクになる」アニマルコミュニケーションの習得法とは?》(3月31日18:00公開)では、アニマルコミュニケーションの身につけ方や、人間にもたらすメリットについて詳しく伺います。
(取材・文/千羽ひとみ)
〈PROFILE〉
Shiori ハワイ在住アニマルコミュニケーター。白井レイキ&カルナレイキマスター/ティーチャー。日本の大学を卒業後、米国で航空機のパイロットを目指すも挫折。帰国後、大手通信会社に16年間、営業職として従事するが、すべてを手放してハワイへ移住。1年後、アニマルコミュニケーションと出合う。8か月後には米国でビジネスを立ち上げる。現在オンラインで世界中の生徒さんへアニマルコミュニケーションを教えている。
ブログ https://ameblo.jp/animalhawaii
☆4月3日(日)10時〜12時、Shioriさんの無料トークライブ開催
https://peatix.com/event/3182200