ワークショップで43人中、ただ一人メッセージをもらえなかった
さて、こんなShioriさんだが、アニマルコミュニケーションとの出合いは7年前のことだったと言う。キャリアウーマンを目指して大手通信会社で16年間、営業職として働いていたが、「思っていた姿と違う」と感じ、すべてを手放してハワイへ移住。1年後にFacebookでグループを見つけ、初めてワークショップに参加したが、初日は参加者43名中ただ一人、生きものからメッセージをもらえなかったという。
「ハワイでのワークショップで、参加者も半分ぐらいがヒーラーさんだとか、スピリチュアル系の人が多かったんですね。それで私、“こうした世界、まったくわからんわあ”と思って(笑)。
今から思うとオール英語の2日間だったんで、英語を理解するだけでアップアップ。それだけに意識が行っていて、コミュニケーションが取れなかったんだと思います」
2日後にはどうにかコミュニケーションが取れたが、最初にただ一人できなかったことでShioriさんの負けん気に火がついた。東京に飛んで応用編を受講、その2か月後にはプロ養成講座を受講していたと語る。
「大きな波に押されているような、すごい展開でしたね」
心を開き、第六感のサビを落とせば、人を導く立場にもなれる。アニマルコミュニケーターになるには、あきらめないことも肝心のようだ。
さて、最後に、こんなShioriさんのこれからの目標について聞いてみた。
「幸せな人間を増やすことです。
私は動物を助けたくてアニマルコミュニケーションを始めたんですが、生きものと話せば話すほど、これは人間のためのコミュニケーションで、動物を幸せにするためには人間が幸せでなければダメだとわかったんです。
私が教えることを始めたのもこれが理由です。生きものを飼っているならば、生きものが言いたいことをわかるようになってほしくて」
多くのペットは、飼い主を幸せにするためのメッセージを送ってくれていると言うShioriさん。そんなけなげな生きものを幸せにするには、人間自身が幸せにならないかぎり、ペットも幸せにはならない。ペットの幸せは、人間が幸せであることだからだ。
私たちの周りには、私たちのことをそこまで思い、理解している存在がいる。
私たちもまた、そうした存在を幸せにしてあげるべきなのだ──。
(取材・文/千羽ひとみ)
〈PROFILE〉
Shiori ハワイ在住アニマルコミュニケーター。白井レイキ&カルナレイキマスター/ティーチャー。日本の大学を卒業後、米国で航空機のパイロットを目指すも挫折。帰国後、大手通信会社に16年間、営業職として従事するが、すべてを手放してハワイへ移住。1年後、アニマルコミュニケーションと出合う。8か月後には米国でビジネスを立ち上げる。現在オンラインで世界中の生徒さんへアニマルコミュニケーションを教えている。
ブログ https://ameblo.jp/animalhawaii
☆4月3日(日)10時〜12時、Shioriさんの無料トークライブ開催
https://peatix.com/event/3182200