朝と夜のラジオの違いを実感

──これまで向井さんのラジオは比較的、夕方から夜の放送でしたが、やはり朝は違いますか?

僕の中で夜のラジオは、勝手に話していることをリスナーが盗み聞きしにくるイメージ。始める前はどのラジオも同じだと思っていました。でも朝のラジオはたくさんの人に開かれていて、盗み聞きではないんです。どちらかというと僕がみんなの朝にお邪魔していて、リスナーがしんどいときに元気づけられる存在になれればいいなと思うようになりました。

 まだまだ至らない部分も多いですが、放送は毎日とても楽しいです。放送前からみんなでワイワイしていて、2時間半が毎回あっという間ですね。この楽しさをもっとリスナーとも共有できたらいいなと思っています

TBSラジオの収録スタジオにて 撮影/佐藤靖彦

──各曜日にパートナーがいますが、それぞれとお仕事してみてどうでしたか?

月曜パートナーの滝沢カレンさんは、言葉のチョイスがとにかくすごいです。カレンさんにしかないボキャブラリーで、しかもそのスピードが速い! どのような言葉が返ってくるのかなと、いつもワクワクしていますね。

 火曜のココリコ田中さんについては、僕がもともとココリコさんのラジオ番組『快楽シャワー王国』のリスナーでファンでした。なので、ご一緒できてうれしいです。4人のパーソナリティーの中では唯一同じ芸人で自分に近いため、安心して火曜日を迎えられています。

 番組内の『ドッキドキ!協会マッチング』というコーナーでは、田中さんが毎回コンシェルジュ役にふんして、僕の趣味を探すためにさまざまな協会の方を招いています。そこでのやりとりがコントみたいで面白いのは、田中さんならではです。

 水曜の三田寛子さんは、以前にレギュラー番組でご一緒したことがあります。その時から大先輩なのにチャーミングで隙があり、梨園の妻というしっかりした立場なのに面白いという三田さんの魅力を、ぜひみんなにも知ってほしかったんです。今回のラジオで“番組を通して、三田さんのイメージが変わった”という声をもらったことが、一番多かったかもしれません。

 木曜の高橋ひかるさんはまだ20歳で、この若さで朝のラジオ番組をやるのは、今までに例がなかったのではないしょうか。若いのに自分が話したいことを、しっかりと持っているのがすごいですね。今後、ひかるちゃんと同年代の方たちにラジオを聴いてもらうためにも、必要な方だなと思います」

パンサー向井さん 撮影/佐藤靖彦

──今後、『#ふらっと』でやってみたいことはありますか?

「イベントはぜひやってみたいです。昨年、『むかいの喋り方』(CBCラジオ)という番組でイベントを行いましたが、そちらは夜のラジオなのでイベントも秘密集会のような感じでした。『#ふらっと』は朝の番組なので、ふれあいがあるような、楽しいイベントができたらいいですね