充実した推し活のために、欠かせない仲間の存在

 推し活をさらに楽しむために欠かせないのが仲間の存在。“好き”をとことん共有し合えるなじみの友がいるのだそう。

17歳くらいのときに、番組協力とか(推し活の)現場で出会ったKAT-TUNファンの仲間がいて、今でも本当に仲がいいんです。みんな千葉、神奈川、栃木とか住んでる場所も違って、歳もバラバラ。でも、ほぼ毎日一緒にいましたね。

 とりあえず学校が終わったら渋谷に集まって、毎日のように遊んでいました。いまはみんな結婚して子どももいて、そう頻繁には会えないですけど、年に1、2回は会っています」

──仲間とはどんな話をしますか?

「もうずっと推しの話しかしていないです。好きなものが共通していると、それだけで悪口にならないからとても平和です。そういえば最近私がSixTONESさんのアルバム『CITY』の発売日にタワレコの袋を持って新宿を歩いていたら、SixTONESさんのファンの方に“もしかして、SixTONESのCD買ってくださったんですか?”って声をかけてもらって。

 そこから1時間半ぐらいおしゃべりしました(笑)。しかもしゃべってたら共通の知り合いがいることが発覚して、“こんなことがあるんだ!”って。このままお茶に誘おうかと、喉まで出かかりました(笑)」

──まさに“類は友を呼ぶ”というべき偶然の出会いですね(笑)。同じ推し活をしているファンから声をかけられることも多いのでは?

「ジャニーズのライブに行ったときに声をかけてもらうことがあります。KAT-TUNさんのライブで大阪に行ったとき、KAT-TUNよりも私を見ちゃってる人がいて。“いやもったいない! 絶対KAT-TUNさんを見たほうがいいよ!!”って(笑)。

 あと、わざわざ“この間テレビで話してくださってありがとうございます”と、お礼を言いに来てくださる方もいて。私は何もしていないんですけどね。たまに私が公私混同してると指摘する人もいるんですけど、そういうときにかばってくれる人もいて。この間のライブでは、そのかばってくれた高校生の子に直接会いました

──アイドルに限らず田辺さんはスイーツもお好きなんですよね? 身近にはスイーツ仲間も?

「これまではいろんなお店に通ったり、バイトを週5でやっていたので、仕事終わりに銀座を探索してたのですが、最近は仕事をいただけるようになって時間がないときもあって……。でも、マネージャーさんをはじめ、高校の同級生、池袋のキャバ嬢、福岡の番組でお世話になっているADさんが、最新のスイーツ情報を送ってくれるんです。

 酒寄さんもグルメ本が大好きで、本で読んだ知識を私に教えてくれる。“おいしそうだよ”って言われたものを、試してみる。好きだからこそ頑張れるんです

『ラヴィット!』(TBS系)で紹介された、田辺さんイチオシスイーツを手に持ちニッコリ 撮影/矢島泰輔
推し活はマナーやモラルが大事だということを、一生懸命に説明する 撮影/矢島泰輔
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 目を輝かせながら、“好き”があふれるようにたくさんのエピソードを語ってくれた田辺さん。後編では最近の悩みから、大好きな亀梨さん、芸人を目指した意外なきっかけまで、たっぷりと語っていただきました。

(取材・文/柚月裕実、編集/本間美帆)


【PROFILE】
田辺智加(たなべ・ちか) 1983年生まれ、千葉県出身。お笑いカルテット『ぼる塾』のメンバーであり、ボケを担当する。ジャニーズのアイドルを始め、女性アイドルグループ、アニメ、マンガ、スイーツとさまざまなジャンルに“推し”がいる推し活の達人としても注目を浴びる。2021年10月には初の著書『あんた、食べてみな! ぼる塾 田辺のスイーツ天国』を発売。

Twitter→@chi0314ka、Instagram→@chikaxxsweet