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社会

“ゴミ屋敷片づけ芸人”柴田賢佑に聞く! 仕事を始めたワケと壮絶現場の実態「冷蔵庫を覆うほどのGの集団が……」

SNSでの感想
柴田賢佑さん。爽やかな笑みをたずさえながら、ショッキングなエピソードの数々を披露してくれた 撮影/吉岡竜紀
目次
  • 将来を期待されたアイスホッケー選手から一転、上京して芸人の養成所へ
  • ゴミ屋敷の片づけを手伝い、「すごい仕事だな」とバイト生活に終止符
  • ゴミ屋敷にもジャンルがある! 身の毛もよだつ“害虫との戦い”の記憶

  毎年、年末になると目につくのが「片づけ」や「整理」という言葉。1年間の総決算として身辺整理を行う人も多いのではないでしょうか。中でも親世代が住む家は、それまでの歴史や思い出が詰まった空間。片づけるにも、ひと筋縄ではいかなそう。その場合、プロに頼るのはどうでしょうか。

 カメラの前に佇(たたず)む端正な顔立ちの男性は、『六六三六(ろくろくさんじゅうろく)』というコンビ名で活動しているお笑い芸人の柴田賢佑さん実は芸人活動のかたわら、生前整理、遺品整理、ゴミ屋敷の片づけなどを行う会社に勤務し、“お片づけシバタ君”(以下、シバタ君)という名前でブログなどで情報を発信しています。

 今回は、多くのゴミ屋敷や遺品整理を行ってきたシバタ君に、この仕事をするようになるまでの過程や、衝撃的だった現場の様子を語っていただきました!

将来を期待されたアイスホッケー選手から一転、上京して芸人の養成所へ

──遺品整理やゴミ屋敷の片づけなどは精神的、肉体的にもキツい仕事だと思います。最初に、今の仕事を始めるまでの、シバタ君の経歴などをお聞きできますか。

「僕は北海道の札幌出身で、小・中・高・大とアイスホッケーをやっていたんです。中学のときには全日本大会の選手に選ばれて、アメリカまで遠征しました。ずっとスポーツ推薦で進学してきたので、受験をしたことなかったんですよね(笑)。まさに、氷の上で滑っているほうが自由に動ける感じでした」

──アイスホッケーの選手として大学まで進学していて、そこから芸人になるきっかけは何だったのですか?

「高校の学園祭で、みんなの前でモノマネや一発ギャグみたいなのをやったら、ものすごくウケちゃったんです。それで“大学には行かずに芸人になりたい”って思ったんですが、親からは大学も出てほしいと言われて、しぶしぶ進学しました。だけど、どうしても芸人がやりたくなって、2年のときに中退したんです。20歳で上京して、1年ぐらいかけて生活の基盤を作って、それから太田プロ(現事務所)の養成所に入りました。太田プロを選んだ理由は、学費がいちばん安かったからなんですけどね(笑)」

──大学を中退するとき、親御さんからは反対されませんでしたか?

「最後は“もう仕方ない”って思われたのかと。“大学を中退するからには、もう地元に戻ってくるな”っていう感じで送り出されましたね。でも残念なことに、アイスホッケーってスポーツの中でも、ものすごく人気がないんですよ。そのまま社会人チームの選手としてやっていくよりも、やっぱりお笑いをやりたいなって決断したんです」

──養成所から芸人のキャリアをスタートされたのですね。

「相方は小学校のころからの同級生で、後から上京してきたんです。僕は22歳くらいのときから、事務所に所属しながら、友達が働いていた西麻布のバーでバイトをしていました。バーのバイトは10年ぐらい続けていましたね」

──その当時は、芸人の仕事はどういう感じでしたか?

「最初は『シミュレーション』って呼ばれる仕事があったんですよ。テレビ番組の出演者さんのダミーとして舞台上に立って、スタッフがカメラの映り方をチェックするんです。でも、芸人の仕事だけでは本当に食っていけない状態でしたね

「なかなかキツかったですね……」と当時を振り返る 撮影/吉岡竜紀 

ゴミ屋敷の片づけを手伝い、「すごい仕事だな」とバイト生活に終止符

──コンビニでも働いていたと伺いましたが、どのタイミングから始められたんですか?

「バーの仕事をしていたときに、マルチの勧誘とかに遭遇したんです。そういう状況に耐えられなくなって、近所のコンビニの深夜バイトに転職しました。店員のバイトも7年くらい続けましたね」

──芸人というと、『空気階段』のもぐらさんのように仕事が続かなかったり、借金があったりするイメージもありますが、シバタさんはひとつの仕事を長く続けていますよね。

「芸人って、急に仕事の予定が入ったりすることが多いんですよ。そうなったときに調整できる仕事かどうかが、かなり大きんです。昼間に芸人の仕事をして、夜勤をこなして、また朝から芸人の仕事。当時は徹夜で仕事に行くのが4日や5日くらいなら、そのまま寝ないっていうのができたのですが、さすがに歳をとってくると無理になってきちゃって(笑)。

 実は、コンビニバイトの時代に結婚したんです。奥さんの知り合いに僕が今働いている清掃業者の人がいて、“人手が足りていないから手伝ってくれないか”って声をかけられたのが、今の仕事をやるようになったきっかけですね

──片づけのお仕事を経験してみて、どうでしたか?

「最初は“ちょっとやってみようかな”くらいの気持ちだったんです。初回がゴミ屋敷だったんですけれど、ゴミの山を見たときに圧倒されて。何にも起きない日常から非日常に連れてこられた刺激が強くて、変なアドレナリンが出ちゃった感じですね(笑)。“こんな山、絶対に片づかないでしょ!? ”っていう状態から、ゴミがなくなったときに“すごい仕事だな”って思えて、コンビニバイトをやめて、片づけの仕事を始めたんです

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