まずは自分の身体を見つめることが大事。1日2回の入浴は20代から欠かさない
──年齢を重ねると、水着を着たり肌を露出する服を着たりするのに抵抗が出てくる人もいると思いますが、中島さんはどうでしたか?
「そもそも、『シェイプUPガールズ』時代の最初の衣装であるレオタードにも抵抗はなかったのですが……(笑)。40代でグラビアに復帰してびっくりしたのは、昔とだいぶ違って、露出面積が全体的に大きくなっていたんですよ! 最近の衣装は、結構激しいですね(苦笑)。でも、できるだけ自分が着たいものを着ながら、意欲的にチャレンジしていきたいと思っているんです。衣装がきれいに着られるような身体にしていきたいので、それに合わせた体形・体重を目標にしていますね」
──ちなみに、体重やサイズなどは20代のころから変わりましたか?
「体重は、昔から変わらないように気をつけていて、今のところ維持できています。体型は、重力の問題もあるし(笑)、やっぱり変わりましたね。でも、水着などを美しく着こなすために、“今日はお尻のトレーニングをしよう”とか、“ウォーキングの姿勢に気をつけよう”とか、理想の身体づくりのために試行錯誤するのも楽しいです」
──思い切って好きな服装をするほうが、身体を服に合わせようと頑張れる部分もあるのですね。
「はい! よくスタジオの会員さんも、“やせてから露出のあるウェアを買う”っておっしゃるんです。でも私は、“まず出しちゃってください”ってお伝えしています。だって、まずは自分の身体が今どうなっているかをきっちり確認して向かい合わないと、何も始まらないですよ。お部屋にも全身が映る姿見を置くことをおすすめしたいですね」
──まずは現実の自分を見つめることが第一歩なのですね。
「よく“トレーニングはウソをつかない”っていう言葉を耳にしますが、本当だと思います。美や健康って、日々の小さな心がけが生み出す賜物(たまもの)。でも、例えば“どうしても眠たくてやりたくない”っていうときは、無理にやらなくてもいいと思います。自分もそうですが、あまりにもストイックになりすぎると精神的にもよくないですから、適度に楽しめる余裕を残しておいてほしいです」
──中島さんが20代から続けている習慣って、ありますか。
「お風呂につかることですね! 大事な習慣で、朝晩必ず2回入って、頭から足の先まで自分の身体を触るようにしています。自分の身体の状態を認識しながら、細胞を起こしていく。そういう小さな積み重ねが、実は大事だったりするんです。お風呂タイムを、幸せなエステの時間だと思っています」
──確かに、日常的に続けられる習慣ですね。
「あとは、しっかり汗をかくまで入っています。熱くて長く入っていられなくなりそうなときには、リラックスできるよう、好きな音楽をかけたり、お風呂場の照明を暗くしたりします。最近は、アルバム1枚分を聴き終わるくらいの長さは入っていますよ」
──すごい長風呂ですね!
「もちろん、お水を飲みながら過ごしています。筋膜リリースのグッズを浴槽に持ち込んでいるんですけれど、ゆっくり試すと“ここの筋肉が凝(こ)っているな”とか、わかるんですよ。自分の身体をお風呂でメンテナンスしている感覚ですね」