「閲覧注意と表記してください」動画に寄せられた恐ろしい誹謗中傷の数々

 お客さんにコンプレックスだった指を褒めてもらい、人生で初めて“指が武器になること”に気づいたそうだ。しかし、SNSでの発信活動を始めるようになってからは、心ない言葉を浴びせられることも増えたのだとか。

「いろいろコメントがあるんですけど、その中でもあまり共感できないと思ったのは、指の動画を載せるときに“閲覧注意っていう表記をつけたうえで、見る側が再生するとき、判断できるようにしてください”という趣旨のコメントでした。

 ある動画をYouTubeで上げたときに、“ショッキングなものを載せるときは、投稿する側が配慮してほしい”という声が、かなり多かったんです。

 ショートムービーって、おすすめされたものがパッと画面に出てくるので、回避するタイミングがないからということなんですけど……身体に特徴がある人が、これからいろいろ発信をしていく中で、そういう反応が当たり前になると、すごく息苦しいなって思います

 YouTubeで1万を超えるコメントが殺到し、誹謗中傷や批判的な意見が圧倒的だった。バチ指に関して、批判的なことを言われるのは小学生以来だという。

「確かに僕自身、手を強調した動画をわざわざ上げてるので、“わざわざ”っていう部分に関して、批判が出てくる理由はわかるんです。ただ、そこには目的や意図がしっかりあるので、それに対して “閲覧注意っていうワンクッションをつけて!”と言われるのは悲しい。

 それに、直接会った人から指を批判されることって、人生の中でもほとんどないんです。だからそれって、顔が見えないからこそできることなのかなって。匿名機能の、悪い使い方のように思いました」

「閲覧注意と記載してください」と、批判コメントが殺到したショート動画のサムネイル写真