ストレスを自覚することが症状改善の第一ステップ

 それでも、セルフケアが困難なほど患者がストレスにさらされている場合もある。そこで、堀院長は心理セラピスト・自律神経法トレーナーの岩田明子さんと連携し、カウンセラーによる心理療法(自費診療)にも力を入れている。

「自律神経のバランスを崩した人が、“耳鳴りや耳の中で音がこもる”といった症状を訴えられることは少なくありません。過度のストレスにさらされて常に緊張状態にある方も、カウンセリングを通してリラックスできる状態に近づいていきます。

 ストレスの自覚症状がない人は、深いリラックス状態を経験すると、いかに自分が無理をしていたかということに初めて気づくことができるのです」(岩田さん)

堀 雅明院長(左)と心理セラピスト・自律神経法トレーナー岩田明子さん(右)