両陛下にとって大切な愛子さまの存在
昨年12月に成年皇族となった愛子さまについては、無事に諸行事を終えられて、
「私たちも安堵(あんど)しました」と笑顔を見せられた。
「いつの間にか二十歳(はたち)という年齢を迎え、大人の仲間入りをすることになったことを感慨深く思いました」
ご成長までに印象深かった出来事として、学校行事で沼津(静岡県)の海で3キロの遠泳を果たせたことや、修学旅行で広島県を訪れた時に受けた衝撃と平和を願って書かれた作文を挙げられた。現在のご様子として、
「愛子は、家族との時間を大切にしてくれており、愛子と3人でいると、私たちの団欒(だんらん)は、笑いの絶えない楽しいものになっています」
と両陛下にとって愛子さまの存在はとても大切であることが分かる。
愛子さまが20歳を迎えられた12月1日の夜、両陛下はどちらからともなく、ご自分たちも子離れしていかなくてはならないことを冗談で語られたという。
(取材・文/友納尚子)