ヨーグルトは「1日100グラム×毎日」が目安。その理由は?

──ヨーグルトから健康作用を得るには、どのくらいの量を食べたらよいでしょうか?

田中「体調や好みによっても変わりますが、私たちは“毎日100グラム”を目安にお伝えしています。古川が持っているタイプがちょうど400グラムなので、これを4日で召し上がっていただく感じですね。理想は毎日召し上がっていただくことですが、2~3日に1回などでもよいと思います

明治ブルガリアヨーグルト:この1箱が400グラム

──どうして100グラムなのですか?

辻「明治ブルガリアヨーグルトは“特定保健用食品”の表示許可をいただいているのですが、商品100グラム中にラクトバチルス・ブルガリカス(以下ブルガリア菌)2038株が10億個以上、ストレプトコッカス・サーモフィラス(以下サーモフィラス菌)1131株が100億個以上含まれています。試験を行った結果、規定をクリアするだけの乳酸菌が含まれていたことや、毎日100グラムの摂取で整腸作用を得られることが証明されました。それで1日100グラムの摂取をお勧めしているんです」

──特定保健用食品というのは、いわゆる“トクホ”ですよね。ヨーグルトをスプーン1杯食べただけで、その中には何億個もの乳酸菌が入っているわけですね」

辻「そういうことになりますね(笑)」

──ヨーグルトは朝食のときに食べるイメージですが、やはり朝に食べたほうがいいのでしょうか?

古川「大切なのは毎日一定量を摂取することなので、どのタイミングで召し上がっていただいても構いません。わたしは朝食のときにヨーグルトを食べると整腸作用が働き過ぎるような気がするので、ランチをいただいた後に食べるようにしています」

──冬にヨーグルトを食べるとおなかが冷えるかな、と心配になることがあるのですが、ヨーグルトは加熱しないで食べるのがベターですか?

辻「そうですね、温めすぎるとせっかくの乳酸菌が死滅してしまうので、健康面をお考えならそのまま召し上がっていただくのがいいと思います」

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 ヨーグルトにはさまざまな働きと効果があることがわかりました。目安の100グラムを食べただけでブルガリア菌とサーモフィラス菌をそれぞれ10億個以上と100億個以上も摂取できていたなんて驚きですね。次回も明治のみなさんにご登場いただき、“ヨーグルトのアレンジ”を伝授していただきます。

◎第4回:【ヨーグルト#4】イチ押しアレンジは、みそ汁の仕上げにヨーグルトを大さじ2杯!(9月2日18時公開予定)

(取材・文/横堀夏代)