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【アメリカ横断ウルトラクイズ裏話】ニューヨーク決勝進出者が37年越しの初告白! 放送されなかった幻の「敗者インタビュー」

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『アメリカ横断ウルトラクイズ』の出題・海外リポーターを担った、福留功男さん
目次
  • 決勝直後、留さんから「何か最後に言い残すことはあるか?」
  • 走馬灯のように頭によみがえってきた日々と、ある“思い”

 かつての大人気番組、『アメリカ横断ウルトラクイズ』(以下、ウルトラクイズ)。その第10回大会(1986年)で、決勝まで行かせていただいた私の体験から、これまで数々の裏話をお伝えし、特にニューヨークの決勝戦については、過去3回にわたって掲載させていただきました。

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 今回は、その番外編。ニューヨーク決戦直後に、出題・海外リポーター・福留功男さん(以下、留さん)から敗者(私)へ行われた、インタビューについて。テレビ放送ではカットされたその内容を、37年の時を経て、初めて書かせていただきます。

◇   ◇   ◇

決勝直後、留さんから「何か最後に言い残すことはあるか?」

 ウルトラクイズでは、敗者には必ず罰ゲームが行われます。

 アメリカ本土まで行った参加者にとってこの罰ゲームは、ゴールデンタイム高視聴率番組の時間を個人で独占できる、ある意味「オイシイ時間」。

 そんなウルトラクイズで唯一、罰ゲームらしい罰ゲームが行われないのが、決勝戦なのです。ですが、優勝を逃した準優勝者は、決勝戦が終ってから留さんにひたすらに無視され、いっさいインタビューされません。

 実はこれが、「準優勝者に対する罰ゲーム」なのだ、ということをスタッフから聞いたというお話は、以前にここでお話をしたとおりです。

(こちらの記事で詳しく紹介しています→伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』、砂漠を歩いて帰るなど、罰ゲームの“裏側”

 しかし。

 実は、第10回のウルトラクイズでは、優勝が決まった直後、優勝者へのインタビューを終えた留さんが、私に声をかけてくれたのです。

「西沢、何か最後に言い残すことはあるか?」

“えっ? 話しかけてくれるの?”これが、頭に最初に浮かんだことでした。

 まだカメラが回っています。それなのに、準優勝者へのこの言葉。

 それが、決勝で熱戦を演じた私への留さんのご褒美(お情け?)だったのか、いままでのウルトラクイズでも準優勝者に声をかけていて、単にオンエアされていないだけだったのかはわかりません。

 とにかく、ありがたいことに、私は「言葉を残す機会」を与えられたのです。

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