TPOに応じてお洋服を使いわけられた
愛子さまがご家族でお出かけになるときは、秋篠宮家のお子さま同様に、子ども服ブランド「ファミリア」の別注品をお召しになることが多かった。
だが、中学生になって学校のお友達同士でお出かけになるときには「ユニクロ」の製品を着るなど、プライベートとご一家でお出かけをなさるときとで、状況や場所などに応じて洋服を合わせていた。
「中学1年生のときにお友だちと出かけた富士急ハイランドでは、ユニクロを着てジェットコースターに乗る姿を撮られたことがありました」(宮内記者)
お友達からユニクロが着やすいということを聞いて、東宮職に買ってきてもらった経緯があった。一般の女の子が興味のある洋服や音楽、キャラクターなどをご自分でも使ってみたいと思われるご年齢だった。
雅子皇后も大学生になるまでは、Tシャツにジーパンという姿が多かった。外務省入りされてからは、スーツやワンピース、ツーピースなどを着ていたが、それでもファッション誌に目を通されるほどではなかったといわれた。
秋篠宮佳子さまはおしゃれに敏感で、若い女性たちに人気がある渋谷の109にお買い物に行かれたり、最新のコスメ情報にも詳しいと言われたりした。センスのよさはメディアからも注目されるほどで、芳紀まさに20代だった。
愛子さまは、そんな佳子さまのセンスを素敵だと思われているというが、ご自分ではファッション誌やネット検索でおしゃれを楽しむことはほとんどないという。ある宮内庁職員は、
「大学の課題や授業に取り組まれておられる毎日で、合間に犬の散歩や猫と遊んだりなさっています。たまに動物の写真をご覧になることはおありになるようですが、ファッションとかにはあまりご関心がないようにお見受けします。お友だちとの間で話題になることはあっても、ご自分で洋服を買いに行くようなことはありません」と語る。
洋服のデザインや色も派手なものは好まれないため、私服もブルーやブラウン系を好まれるという愛子さま。
来年から公務にご出席なさる機会は増えてくると思うが、ファッションをひとつとっても、どのようなお姿を見せていただけるのか楽しみだ。
(取材・文/友納尚子)