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【朝ドラ『らんまん』ここが気になる#3】幸吉の色っぽさで始まっている「笠松将=第二の綾野剛」への道

SNSでの感想
笠松将(左)と綾野剛(右)
目次
  • NHKの“幸吉売り出し大作戦”
  • 『カーネーション』で周防を演じた綾野剛の虜に

『らんまん』第3週、いよいよ万太郎(神木隆之介)大人バージョンが始まった。万太郎が竹雄(志尊淳)を伴い上京するというのが大筋で、すぐに妻となる寿恵子(浜辺美波)との出会いが描かれた。飲めない酒で酔った万太郎が、なぜか木に登る。近くで和菓子を売っていた寿恵子が駆けつけ、「降りてくださーい」と叫ぶ。万太郎は「下戸だからゲコゲコ」などと無駄に明るく、「ふーん」と眺めるしかないのだが、寿恵子は万太郎が気に入ったようで「カエル様」などと呼んでいた。ふーん(2度目)。

 東京での万太郎は、シラフでも勝手気ままだ。イライラを募らせつつ見ていると、3週最後の4月21日、竹雄が「ふざけんとってください」と叫んだ。ここから大人・万太郎初の「緊迫した場面」になり、2人の葛藤が浮かび上がった。万太郎は「植物」と「峰屋の当主」の間で葛藤している。竹雄は「ダメ当主」が「愛すべき万太郎」であることに葛藤している。この葛藤はこれからも描かれるのだろう。つまり『らんまん』って、「あざと可愛い万太郎と仲間たち」の物語?  という話は、また別の機会に。

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