この欄で以前、就寝前にYouTubeで雨音を聴くと書いたことがあります。すーっと眠りつけるので、マイブームになっているのです。最近は80年代、90年代の歌謡曲をサブスクで聴く機会も増えました。バブル前夜からバブルにかけて、日本が元気だったころです。
当然私も10代で元気でした! 当時の曲を聴くと、その時代の風景や友人たちと遊びに行った場所などが次々と思い出されます。そんな一連の流し聴きの最中にこの曲が流れてきました。取り上げた歌詞が刺さって、繰り返し聴いてしまいました。作詞は川村真澄さん。作曲は小室哲哉さんです。
私はつらいことがあると自分の中に溜め込まずにいろんな人に話しながら気持ちを整理することが多いのですが、そんな周囲の人に支えられながらも結局は自分で悲しみを癒していることに改めて、気づかされました。悲しみやつらさの行き着く先は、「何くそ」だったり「まぁいっか」だったり……いろいろですが、そこまで昇華させるのも結局は自分自身。
この曲の続きには「夢を追いかけるなら たやすく泣いちゃダメさ」とも。たとえ何度くじけようとも、夢を追いかける! 繰り返し聴いていると、目が冴えてしまって、なかなか寝つけなくなってしまいました。(文)