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懐かしさとかわいさと面白さと。一世を風靡したサンリオキャラのユニット『はぴだんぶい』って知ってる?

SNSでの感想
サンリオのキャラクターユニット『はぴだんぶい』 写真/株式会社サンリオ
目次
  • サンリオ史上初! 既存キャラクターによるユニット
  • “グループ運営”的なキャラクターユニットのプロデュース
  • みんなをちょっとハッピーにする“チャレンジ”とは
  • 想像以上にファンの層は幅広かった!
  • 「かわいい」はもちろん、「面白く」て「楽しい」存在でもある
  • ファンが感じる「懐かしさ」にあるものとは

 ポチャッコ、ハンギョドン、バッドばつ丸、タキシードサム、けろけろけろっぴ、あひるのペックル。彼らは、昭和の終わりから平成初期にかけて登場した、人気のサンリオキャラクターです。幼いころに、キャラクターがあしらわれた筆箱を使っていたり、レターセットで手紙を書いたり、兄妹姉妹でキャラ違いのポーチを買ってもらったり。キャラクターとともに子ども時代を過ごしたことのある人は多いのではないでしょうか。大人になって久しぶりに目にすると、懐かしさがこみあげて、“好き”が再燃することもあるはずです。

 2020年1月、この6つのキャラクターたちが『はぴだんぶい』というユニットを結成したことはご存じでしょうか。「ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう」という意味をこめて名づけられた『はぴだんぶい』。かわいらしさはもちろんのこと、面白くてちょっとハッピーになる、応援したくなる存在です。

 単体のキャラクターとはまた違う彼らの魅力をひもとくために、私たち取材班は株式会社サンリオを訪ね、ブランド育成課で『はぴだんぶい』を担当する皆川真穂さんにお話を伺いました。

グローバル・デジタルマーケティング本部 マーケティング部 ブランド育成課の皆川真穂さん。ブランド育成課は、キャラクターを育てることを目的とした部署。皆川さんは、担当キャラクターである『はぴだんぶい』の年間計画やお客様とのコミュニケーション設計など、プロデューサーとしての役割を担う 撮影/編集部

サンリオ史上初! 既存キャラクターによるユニット

『はぴだんぶい』のメンバーは、みなさんもおなじみのこちらのキャラクターたち。左から、ポチャッコ(1989年デビュー)、ハンギョドン(1985年デビュー)、バッドばつ丸(1993年デビュー)、あひるのペックル(1989年デビュー)、けろけろけろっぴ(1988年デビュー)、タキシードサム(1979年デビュー) 写真/株式会社サンリオ

『はぴだんぶい』がデビューする少し前、中・高生の間で、昭和から平成のサンリオキャラクターが流行った“懐かしブーム”がありました。ポチャッコやタキシードサムなどのひと昔前に一世を風靡(ふうび)したキャラクターたちにも、再度注目が集まっていたんです。そんな彼らでユニットを組むという新しいチャレンジができたら面白いのではないか。そんなところからスタートしました」(皆川さん、以下同)

 世の中に知られているキャラクターが、ユニットという新しい切り口で再度デビューするのは、サンリオでは初めてのこと。「あの『けろけろけろっぴ』が、今は『はぴだんぶい』で活躍しているのか」という新しい感動が芽生えます。

「けろけろけろっぴもあひるのペックルも、みんな絶大な人気を集めた子たちですが、新しいキャラクターが続々と誕生し、その人気の陰に隠れて日の当たらない時期が実は長くありました。この下積みの期間を経て、近年の懐かしブームで着実に人気を取り戻しつつある彼らだからこそ、体現できることがあるのではないかと思ったのです

 スポットライトが当たらない時期も、自分らしさを大切にしてきた男のコキャラクターたち。彼らが『はぴだんぶい』として、“大丈夫!君は君のままで、きっとうまくいく”というメッセージを発信することで、今のままでよいか悩む私たちを勇気づけてくれています。「いわゆるトップスターではない彼らに、新たな気持ちで共感していただけるのではないでしょうか」と皆川さんは語ります。

 このメッセージを込めて作られたのが、『はぴだんぶい』のデビュー曲『ダイジョーブ』。名前のとおりの応援ソングで、2020年3月に無観客で実施したデビューライブイベントで披露されました。6人の男子たちがバンドを組んで歌う様子は、はぴだんぶい公式Twitterから生配信され、動画視聴数はなんと20万人超え(同年3月13日時点)! みんなの仲のよさやクールな姿がたっぷり詰まったミュージックビデオも制作されるなど、『はぴだんぶい』の活動が始まりました。

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